Y -︎ home, Osaka
atelier, terra
カウンターに立って様になるご主人専用の朝食のためのキッチン








Y邸には、メインキッチンの手前にご主人専用の朝食を作るためのキッチンがあります。フルーツジュースやスープといった軽めの朝食を作るためのキッチンですので、シンク、IHコンロ、冷蔵庫といった設備も使いやすいようにカウンターに集約。冷蔵庫も朝食用の食材とドリンクを入れるだけの小さいサイズです。また、ウォール収納はメインキッチンから続いていて8~10mほどの長さがあり、調理機器だけでなく、設備関連やパイプスペースも収めています。
ご主人のご希望は、(1)朝食を作るときや、ゲストを招いてパーティをするときに、キッチンに立っていてかっこいいこと。(2)本格的な料理をするというよりは、家族や友人たちと交流する場にしたいということ。主にこの2点でした。そこでカウンターには、このために山から切りだした一枚板の石を使うことにしました。横幅3600㎜、奥行き1200㎜、厚み40mmもある大きな石ですので搬入が非常に大変でしたが、やはり一枚板ならではの迫力と美しさは何とも言えません。石種は強度も十分なポルフィド(ロッチオーザポルポ)です。紫がかったダークブラウンの色合いが美しく、全体的に落ち着いたトーンに仕上げました。